A_もちろん1回目は美容院でのカラーを行い、2回目以降は市販の薬剤を使ってセルフカラーすること自体はお客様の自由です
ただし、それなりにデメリットがあることも、どうかご理解頂ければと思います…
2回目以降にセルフカラーはお客様の自由です…
「1回目は美容院で染めて2回目は市販でセルフカラーしても問題無いですか?」
とのことですが、もちろん1回目は美容院でのカラーを行い、2回目以降は市販の薬剤を使ってセルフカラーすること自体はお客様の自由です
絶対にダメということはありません
もちろんカラーも入ると思います
ただし、それなりにデメリットがあることも、どうか正しくご理解頂ければと思います
まず、最大のデメリットとして市販の薬剤でセルフカラーをし続ける限り、髪への大きな負担やダメージを避けることはできません
これは、別のQ&Aでも紹介しましたが、市販されているカラー剤というのは、その商品設計上、どうしても万人受けする(より多くの人の髪をしっかり染める)ことが優先されるため、比較的強めの薬剤が使用されています
そのため美容院でのサロンカラーと比較して髪への負担やダメージも大きくなります
美容室では可能な限りダメージを抑えながら施術ができる
もちろん、美容院でのサロンカラーもダメージが全く無いわけではありません
しかし、それでもサロンカラーは
- 美容師がお客様とのカウンセリングを通じて髪のコンディションや履歴をしっかりと見極める
- そのうえで適切な薬剤設定を行い、髪のコンディションに合わせた塗り分けも行う
といったことを行うため、可能な限りダメージを抑えながら施術を行うことができます
カラーは1回きりではなく繰り返し行う場合がほとんどです
可能な限り毎回のカラーを髪への負担やダメージを抑えた形で行って頂くのがオススメです
狙った色味や狙った明るさが再現できるかどうか…
2つ目に狙った色味や狙った明るさがなかなか再現できない点が挙げられます
例えば、1回目のカラーを美容院で行い、狙った色味通りのミルクベージュカラーにできたとします
しかし、その色味を2回目以降に市販の薬剤(セルフカラー)で再現出来るかと言えば、これはなかなか難易度が高い施術になります
別のQ&Aでも紹介しましたが、おしゃれ染め(通常のカラー)でも白髪染めでも、染まり方は十人十色です
仮に、同じ薬剤を使って10トーン(明るめ)のアッシュブラウンに染めたとしても、私の髪とお客様の髪は全く違う染まり方をします
美容室でのサロンカラーであれば、髪質によって染まりやすい、染まりづらい、といった条件がある中で、美容師は様々な薬剤をミックス(配合)したり、バランスを調整し、お客様の髪質を見ながら薬剤設定(カラー剤をカスタマイズ)してくれます
お客様の狙った色味、狙った明るさに可能な限り近づけることが可能です
こだわりがあるなら2回目以降も美容院で染める
一方で、市販の薬剤を使ったホームカラーでは薬剤の配合や、過去の髪質の履歴に合ったカラーというのはなかなか難しいため、狙った通りの色味や明るさを再現することは困難です
- 何となく根元の伸びてきた部分が染まれば良い
- 何となく色味が入れば良い
程度のスタンスであれば市販の薬剤を使ったカラーというのも選択肢になるかもしれません
しかし、こだわりがある場合はやはり2回目以降も同じ美容院で染めて頂くのがオススメです
確かにコストや時間は節約できるかもしれませんが、それ以上にデメリットが多くあることも、どうかご理解頂ければと思います
是非参考にしてみて下さい
【OREO.coco】https://beauty.hotpepper.jp/slnH000415191/